北里大学医学部 消化器内科学のホームページにようこそお越しくださいました。
2021年8月1日付にて消化器内科学主任教授に就任いたしました草野央です。この場をお借りして、北里大学医学部消化器内科学、北里大学病院消化器内科について紹介させて頂きます。
北里大学病院は、政令指定都市相模原市に位置しており、相模原市のみならず隣接する町田市をはじめとする多くの地域住民の医療を担っております。当科もその使命を果たすべく、消化器疾患に対する高度な診断ならびに治療を行える施設として、開院以来約50年間にわたって、診療技術を磨き続けて参りました。
消化器内科は多岐にわたる領域を診療する科です。私は消化管領域を専門としておりますが、他にも胆膵領域、肝臓領域の診療を行う必要があります。それぞれの領域には良性疾患、悪性疾患が存在しており、その見極めを行うための高い診断力も要求されます。北里大学消化器内科は、今までにも各領域におけるエキスパートを多く輩出して参りました。これまでに培われてきた専門性の高い医療を武器に世界レベルで報告されるような新たな診断技術や治療方法を生み出し、また取り入れることで常に成長を続けております。現在でも各領域に指導者を置き、我々の診断が正しいのか?どんな治療法を選択できるのか?等を、毎週カンファレンスを通じて議論し、患者さまのために最適な治療方針を決定できる仕組みを作っております。北里大学病院が掲げる“患者中心の医療”を実践すべく、医局員は日々研鑽を積み、消化器内科のみならず外科を始めとする他の診療科、看護部、その他の医療スタッフとともに、“共に創りだす医療”を目指して活動しております。
当科は、新内科専門医制度にも対応するプログラムを準備しております。北里大学病院には約80床の病床(11W,11E病棟)を有しており、広い領域の消化器内科診療を経験できます。また、消化管、胆膵領域の内視鏡治療、悪性腫瘍に対する化学放射線療法、炎症性腸疾患の先進的治療、肝癌の非観血的治療、門脈圧亢進症の治療などで有数の症例数を誇り、わが国を代表する施設と評価されています。後期研修の4年間では消化器内科医としての基礎を確実に習得できます。教室は明るく活気ある雰囲気に満ち、楽しく有意義な時間が過ごせるとともに、チーム医療の礎となる“和”を大切にした組織となるよう、我々スタッフも努力しております。
私たち北里大学消化器内科は、相模原地域のみならず全国においても信頼される医療が提供できるよう、力を結託して前進して参ります。そして、北里大学の医療を地域に還元することを目指します。どうぞ宜しくお願いいたします。
北里大学医学部 消化器内科学
主任教授 草野 央