北里大学医学部 消化器内科 同門会

会員相互の親睦と交流を図り、学術研鑚に努め、北里大学医学部消化器内科学の発展及び同門会会員の社会的活動の相互支援に寄与することを目的としております。

  • 定期同門会総会の開催
  • 同門会誌の発行
  • 学術貢献、地域医療への貢献に対する学術奨励賞(同門会賞)の付与
  • 留学支援(留学予定のある先生は事務局までご連絡を頂けますようにお願いいたします)
  • 新入局活動支援

お知らせ

第37回北里大学医学部消化器内科学同門会開催報告

2025年3月15日(土) 新横浜プリンスホテルにおきまして
第37回北里大学医学部消化器内科学同門会を無事に開催できましたことをご報告申し上げます。

*集合写真以外のお写真につきましては、同門会専用ページに掲載しております。

同門会専用ページ(閲覧にはパスワードは必要です)

第24回同門会賞受賞報告

受賞論文

EBP50 Depletion and Nuclear β-Catenin Accumulation Engender Aggressive Behavior of Colorectal Carcinomathrough Induction of Tumor Budding.
Itou T, Ishibashi Y, Oguri Y, Hashimura M, Yokoi A, Harada Y, Fukagawa N, Hayashi M, Ono M, Kusano C, Saegusa M.
Cancers (Basel). 2023 Dec 29;16(1):183.

受賞者

北里大学医療系研究科大学院 伊藤隆士先生

この度は、同門会賞という大変栄えある賞を頂戴し、誠に光栄に存じます。この場をお借りして同門会長の大野先生をはじめ、選考委員の先生方に厚く御礼申し上げます。
EBP50は足場タンパク質の一つであり、β-カテニンとの直接作用を有することから腫瘍の促進・抑制いずれにも関与すると考えられています。本研究では、大腸癌の浸潤形態の一つである簇出に、これらのたんぱく質がいかに関わっているかを検討しました。簇出が見られる領域では、EBP50の消失とβカテニンの核内移行が見られ、それにより上皮間葉転換を誘導するSlugタンパク質の転写が促進されることを明らかにしました。今後もEBP50を実臨床に応用できるよう、研究を重ねて参りたいと思います。

第38回北里大学医学部消化器内科学同門会開催予定

第38回北里大学医学部消化内科学同門会を下記の通り開催予定でございます。
詳細につきましては、12月にお知らせを発送させていただきます。

日 時 : 2026年 3月 14日(土)17:00 ~ 予定
場 所 : 新横浜プリンスホテル

 

崎田賞・丹羽賞受賞のお知らせ

2024年度の一般社団法人日本消化器内視鏡学会﨑田賞を新百合ヶ丘総合病院肝疾患低侵襲治療センター・内視鏡センター長 國分茂博先生、丹羽賞を北里大学病院 木田光広先生が受賞されました。誠におめでとうございます!


<國分茂博先生より一言>
肝臓グループの私が、内視鏡学会の最高峰の賞でもある崎田賞を受賞したことに異和感を抱かれるかたも少なくない,と存じますが、私自身も晴天の霹靂に近い感触を持ちました。このことには、恐らくBRTOという胃静脈瘤治療は長らく保険適応が得られず内視鏡学会を中心に門脈圧亢進症学会、肝臓学会、消化器病学会、IVR学会の協力を得て、厚労省科研費の治験推進事業への応募を経て、3年間(2013~2016)の前向き医師主導治験を遂行し、保険適用にこぎ着けた(2018.4)ことなどを合わせてご評価戴いたものと推察致します。
この崎田賞受賞の栄誉に授かったことを心から感謝しております。また同門の先輩、同輩、後輩の先生方に恵まれたことは私の宝物となりました。
これからも何卒、ご助言/提言、ご支援賜れば幸いに存じます。

<木田光広先生より一言>
この度内視鏡学会の名誉ある丹羽賞を受賞致しました。
丹羽賞は、1950年に日本で最初の胃カメラをオリンパスと共同で開発にした東大にいた丹羽先生(元防衛医大教授、元内視鏡学会理事長)に因んだ賞で、内視鏡の教育、知識の国際的に広めることに貢献した内視鏡医に送られます。僕が、北里大学病院、東病院で在職中に1週間以上~1年間外国の先生の内視鏡の留学を受け入れた先生の数が200人(1,2日の方は許可が要らないので記録にないので不明)を超えること、国外に内視鏡の講演、ライブを行ったのが100回以上になったことなどが認められ、今回の受賞となりました。それもこれも、岡部教授、西元寺教授、諸先輩方からの内視鏡教育を賜り、良き同僚に恵まれ、さらに僕を慕って付いてきた良き後輩の方々の協力の賜物です。正に、岡部先生の座右の銘である、“天の時、地の利、人の和”を実感できた内視鏡人生でした。この場をお借りして、皆様に感謝申し上げ、受賞のお礼、言葉と致します。